フランス流ダイエットって?【MEC食中止5週目】
「パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ」
岩本麻奈 著
日仏を往復しながら
美容ジャーナリストとして、
美容情報を発信する皮膚科専門医による
フランス人の恋愛への姿勢を探る本。
タイトル通り
パリのマダムたちの
「恋愛至上主義」な証拠を
ランジェリー、香水、キャンドル、
ボディケア、薔薇の花束…などから
挙げていっています。
その中の「ダイエット」に注目。
ふだんのパリジャン&パリジェンヌは、
・多種類、少量ずつ
・こまめに水を飲む
・体重よりも"見た目"
・正しく美しい姿勢を保つ
・お腹が空くときは、ブラックチョコレートか無脂肪ヨーグルト
・ストレスになるようなアグレッシブなダイエットには手を出さない
などなど、
アメリカ型のアグレッシブかつストイックな体型維持法に対して、
半ば蔑み、哀れみの視線を投げかけているとか。
ダイエットなんてものは
日常の生活習慣に取り入れてさりげなくするもの、という感じ。
でも、
唯一焦る時期が、年越しの季節。
スリム体型維持に命をかける五十代前後の
パリジャン&パリジェンヌにとって、
とくに地方の実家への帰省は戦々恐々とした期間だそう。
お呼ばれ&おもてなしによる連日の大食。
そこで意に反するものの、ダイエットをして
年末年始のツケを払うことになるわけです。
多くのフランス人が実践しているダイエット法が、
題して、
「年末年始特別企画・励まし合いプチ断食」
このダイエット法の特徴は、
過食にならざえるを得ない時期が
あらかじめ決まっているのを前提としていること。
過食時期の1週間前からスタート。
●1日の食事にうち、どこか1食は思いっきり食べて、あとの2食は野菜ジュースやサラダを中心とする。
●週末はベジタリアン・オンリーのプチ断食。
こうして、過食にならざえるを得ない時期の前に、
できれば先立って2キロくらいは落としておく。
そして期間中は、もう思いっきり大食パーティーに乗っかる。
そして宴のあと、新年明けに、
再び同じプチ断食をする。
違うのは食後に、
プラスしてハーブティでデトックス要素を入れること。
コーヒーの代わりに1日に何度か飲むとよい。
この期間限定ダイエットとして、
同じ状況下にいる夫婦や恋人、親友同士で
いっしょに励まし合いながら実行すると効果は倍増。
だから、「励まし合いプチ断食」
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思いっきり食べて楽しむために、
あらかじめ、増量予想分を減らしておく、
という発想は新鮮でした。
で、食べた後は念押しに
少食にするダイエット。
太る前に、減らしておく。
増えたら、速攻減らす。
毎回、ちゃんとリセットしておけば、
宴の度に太る一方、なんてことはなさそう。
ふだんの食事も、
7割に抑えておいて、
外食やパーティーのときは
思いっきり食べる、というとこも
メリハリが効いてていいなぁ。
カロリーも、量も、内容も
中途半端な食事をだらだらと続けるよりも
ストレスがたまらなさそうです。
私も、ゴールデンウィーク中、
ダイエットを忘れた食事内容だったから、
連休明けの1週間だけ
ギュット引き締めた食事にしよう。