格闘家のダイエットに学ぶ【1,500kcal1週目】
「なぜ格闘家は3時間で3kg体重を落とせるのか」
佐々木豊 著
(著者は、元ロシア式柔道「サンボ」選手)
これまで読んできた、
ダイエット系の本の中で
最もタメになったかも‼
2009年発行の本ですが、
今後のダイエットの指針になりそうです。
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タイトルにある通り、
試合前の格闘家が、計量日に数時間で3~4kg落とし、
計量をパスするテクニックがまず紹介されています。
(この3kgは、汗などの水分の重さ)
そんなテクニックが使えるのも、
2~3ヶ月間で筋肉の量を維持しながら、
余分な脂肪だけを効率よく減らす体脂肪コントロールができているからだそう。
そのために必要なことは、
十分な栄養、充実した運動量、
じゅうぶんな休養、
そしてすべての余分をカット。
この生活リズムで脂肪だけをコントロールしていくこと。
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この本の中では、
「代謝」がキーワードとなっています。
一般的に
「代謝を上げるために筋肉の量を増やす」と言われていますが、
著者は、
筋肉量には注目せず、
生命活動を活性化させることに集中せよ、
と言っています。
(炭水化物カットは、脂肪燃焼が失速するのだそう。
炭水化物の供給がストップすると、筋肉が分解されてしまうから。)
生命活動を活性化させるために、著者が挙げているのは、
①1日3回は炭水化物をしっかり食べる
②1日3食にこだわらず、4食以上
③低脂肪で良質のたんぱく質を適量摂る
④野菜はできるだけたくさん摂る
⑤水分をこまめに摂る
などです。
どれも、当たり前な内容ですが、
自身の食生活を振り返ってみると、
ちゃんと出来ていない部分が多いのです。
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以上の食習慣の他に大事なのが、運動習慣。
この本では、
あくまでも有酸素運動で脂肪を燃やすことを目指しています。
ですが、ただやみくもに運動するのではなく、
「何キロ減らすために、どれくらいの食事と運動が必要か?」
を、知ることだそうです。
それには、
①体脂肪の現状を把握する
私の場合、54.4kg、体脂肪率27.1%で、
54.4kg × 0.271 = 14.7kgが脂肪の量です。
②減量可能なキャパを知れ
体脂肪を減らす期間設定を短くすると、
1日の運動量をより上げなくてはならなくなるし、
食事もさらに制限しないと数値目標に届かなくなる。
そうなると、筋肉を大きく削ってしまうリスクが生じるのだそう。
私の場合、目標が50kgなので、マイナス4.4kg。
体脂肪を4.4kgを4ヶ月で落とすとして、
1ヶ月1.1kg。
1ヶ月で7,700kcalの消費が必要。
1日換算248kcal消費がノルマ。
この248kcalを、
有酸素運動か、食事のカットで消費していくことになります。
1日マイナス250kcal!!
私の消費カロリーは、1,750~1,800kcalくらいなので、
(この数値は、スマホアプリで、
年齢、生活強度、身長、体重から算出されたもの)
そこから、マイナス250kcal
1日1,500~1,550kcalに抑えることとなります。
(運動をプラスしない場合)
この1ヶ月ほど、
摂取カロリーを、
1日1,500kcal以内にするように気をつけてますが、
いい線いってるみたいです。
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この本は、
男性向けのダイエット本ですが、
正しい食生活と疲労回復に努めて、
まずは健康な肉体を取り戻し、
ほどほどの運動とじゅうぶんなストレッチで、
代謝の循環がよいカラダになれば、
無理な食事制限ナシ、無理な運動量ナシで、
体脂肪をコントロール可能と解いています。
(私は、運動はしていないので、
「やっぱり運動は必要なのかも。。。」とドキッ。)
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最後に、
この本の中で、特に励まされたのが、
「どんなダイエットでも
部分的にみれば正解で
効果も発揮できる。
でも全体的にみればどれも不正解。
効果は期待できない。
あまたあるダイエット法は、
身体のしくみのごく一部に
特化したものがほとんどで、
偶然、
うまくハマってダイエットできたとしても、
その体重を維持し続けるアフターフォローまではしてくれません」
強迫観念にかられるようなダイエットには、もう飛び付かないようにしたい、と強く思いました。
ホント、
この本はバイブルになりそうです。